MR.BUNGLE

ジャケ写を見て、「ぜったい持っていたはず」と探してみた。あった。ミスター・バングル『オペラ座の変人』ロンドンレコード、POCD-1060。(Mr. Bungle公式サイト)。しかし、なんなんや、この邦題。
一聴。ああ、わかった。聴いた聴いた。記憶が甦ってきた。じっくり聴いてみる。うーん、売れないな、これは。実験的(というには根性座りすぎで、ポップすぎるけど)というか、いろいろ詰まりすぎて簡単には理解しがたい。分類できない。<ひとびと>はもっとわかりやすいものを求めている(に違いない)。
でも売れようと売れまいと、こうするしかないのがマイク・パットンなんだろう。売れないといっても、このバンドもメジャー・デビューできたし、他のメンバーも人生がちょっと変わるくらいのお金は手に入れたみたいだから、これほど売れなさそうな音楽にしてはじゅうぶんすぎるほど売れたのかもしれない。立派立派。
少なくとも私は好きだし。1枚聴きとおすと頭も体もぐったり疲れたけど、けっして嫌な疲れかたじゃない。充実感のある疲れ。
ちなみにInfoseek ミュージックでもgoo 音楽でもJapan Listen Music Storeでも、1曲めが「トラボルタ」ってことになってる。手元にあるのでは「クウォート・アンクウォート」。なぜ違うのかはわからない。