ノコンギク。
10月9日に富貴で花を咲かせていたもの。ノコンギクで間違いないとは思うけど、ヨメナとの鑑別が難しい。
- 和名
- ノコンギク(野紺菊)
- 学名
- Aster ageratoides Turcz. ssp. ovatus Kitam.
- 分類
- キク科シオン属
- 分布
- 本州から九州。(山野でもっとも普通の野菊だそうな)。
- 葉
- 互生。有柄。長楕円形〜広披針形。粗い鋸歯がある。
- 茎
- 高さ50-80cm。縦に線がある。
- 花
- 花期9-10月(7-11月?)。茎の上部が分岐して頭花を多数つける。総苞片の上部は暗い紅紫色を帯びる。舌状花は紫色、筒状花は黄色。
ヨメナとの区別
食用?
似ているヨメナはおいしいそうだけど、ノコンギクは?若菜や花が食用になるという記述と、食用にならないという記述と、ともに見かける。食べられるだろうが、短く堅い毛が多くて、食感が悪いかもしれない。自分で確かめてみよう。匂い
乾燥すると、ちょっとヨモギに似た匂いがした。参考
- 「キク科の頭状花序の紫外線パターン」(<「紫外線透過フィルタで撮った花」<「植物形態学」<『福原のページ(植物形態学・分類学など)』)虫は紫外線を見ることができるんだそうだ。可視光線を遮断し、紫外線を通すフィルターをつけてとった花の写真には、ふだん私たちが見ているのとかなり違うものがある。虫からは花がどういうふうに見えているのかを想像できておもしろい。ちなみにノコンギクは全体に紫外線を吸収。それは虫から見えにくいってことになるのかな。
- 「ツワブキとキク科の頭花」(上のサイト内)キク科の花の特徴が、大きな写真と共にまとめられていて、わかりやすい。