ミゾソバまだ食べてない。

今日もミョウガ畑へ行った。でもミゾソバはまだ食べてない。そこまで手が回らんかったんよ。
今日作業をしたのはミゾソバ地域とは同じ畑の別の場所。先週からミョウガの花芽がぼつぼつ出始めて、今週は大きくて色もいいのが出ている。これを見逃すのはもったいない。だから今回はこの場所で収穫に力を入れる。
去年まではカラカラに乾いた土から濃い緑の頭が顔を出しているのを掘り出して採るのがほとんどで、良くても下のほうが白くなっている程度、ヘタすると全部が緑色になっていて、アクが強いというか、苦味のあるミョウガが多かった。今回初めて、売り物で出ているみたいな、上のほうだけ赤みを帯びて下は真っ白のものが採れた。しかも大きい。今まで手入れの作業そのものを楽しむつもりでやってきて、成果はあまり期待していなかったけど、いいのが採れるとやっぱり嬉しい。現金なもんです。自然と顔がほころんで、作業にも熱が入る。まあしかしほんとうに売り物になりそうなのは少ないけど。だってほんの少し土が付いていても、そこから傷んでくるから。味にまったく問題はなくても色が変わってしまった部分があると、売り物としてはもうダメなんではないかと。農協を経由して売りに出すとなったら、いろいろうるさい基準がありそうだし。なんかとっても大変そう。これで商売しているところはどんな栽培・収穫のしかたをしているのかなあ。
ともかく、いいのが採れる場所はほんの一坪ほどの広さしかない。ここはなぜか雑草が少ない。ミョウガの葉茎の間隔は、手が間に楽に入るぐらい適度に開いている。ワラも厚く敷いていて、土は湿り気を帯びている。やっぱりこういう条件でないと、いいミョウガは採れないってことですね。いや実地でよくわかりました。
そして周りの手入れも少し。ミョウガの間からヤブマメが生えてきてミョウガに絡み付いているのを、地面に近いところで切り、上からツルをほどいて取る。やっぱりミゾソバが攻め入ろうとしているのを刈る。ヨモギヒメジョオンは抜く。なんだかわからない痛い草(たぶんバラ科。クサイチゴか?「植物雑学事典/クサイチゴ」。うっかり掴んで棘が手に刺さり、痛い思いを何度もした)とか、アカネも抜く。
というわけで、ミゾソバも刈ったり抜いたりしたけど、他の草と分別するまで手をかけられなくて、まとめて捨てておいたのだった。また機会があったら喰ったるから、覚悟しとけよ、ミゾソバ