ミゾソバは閉鎖花をつける。

昨夜ネットで発見したときはまだ信じきれなかった。(「岡山理科大学総合情報学部生物地球システム学科植物生態研究室(波田研)/植物雑学事典/ミゾソバ」)。そしたらさらに今日nanafusiさんから16日の日記に対するコメントで教えてもらった。(「花じいのHP/ねいの里散歩道/花一覧/ミゾソバ」)。なんと、ミゾソバは地中に閉鎖花をつけることがある。ガーン。ショーック!なのである。
閉鎖花とは、花を開かずに自家受粉をして種子をつけるもの。他株から受粉するときのような遺伝的多様性は得られない。でもひとまず確実に種子を残すことはできる。ちょうど月曜に「これなんだろう」って見てた、根っこについてたあれ。あれがまさにこの閉鎖花だったのだ。まだ咲いていなかったけど、芽はたしかに上の「花じいのHP」に載っている写真にそっくり。
ということは、いくら地上部を刈ってもダメなのかもしれない。「ミゾソバ一年草だから、実をつける前に刈ってしまえば激減するだろう」って考えていた。(それにしたって、ある時期いっせいに花が咲くわけではないから、何度かにわたって刈る必要はあるにしても)。そして既に地中に眠っているタネがどれくらいのあいだ休眠していられるのか、それを気にしていた。ところが地中にタネができるんじゃ、それでもあかんやん。
うーむ。いよいよミゾソバと仲良くするしかないのか。それこそミゾソバを栽培するつもりで。いままでの印象が悪すぎて、気持ちはまだそこまで行けないけど。ミゾソバがびっしり、それこそ売っているカイワレダイコンの根元のスポンジみたいにびっしり生えてきた場所には、ミョウガは言うに及ばず、ドクダミを除く他の植物がほとんど生えていない。その点ヨモギやシシウドやヒメジョオンはしつこいけど、ミョウガと共存しているからまだ許せる。ヨモギは春に若い葉を食べたり、まだやってないけど艾の原料にもなるし。
ともかく、まだしばらくは退治のほうに力を入れつつ、活用法を探すことにします。まず食べてみる。葉っぱや若芽をおひたしにして食べるというのは聞いたことがあるので、ここから試してみたいと思います。ほかの食べ方や部位をご存知のかたがいらしたら教えてください。