scim-anthy 0.8.0

最初にインストールした0.7.1から0.8.0にバージョンアップされていたので、入れ換えてみた。
正直に言うと、上書きインストールでやってみた。不具合が出ないかなあとちょっと期待してたけど、ちゃんとアップグレードできてしまったらしい。気付いたところ。

  • タイマーの導入。
  • テンキー入力の改善。

タイマーが導入されて、同時打鍵の判定時間を設定できるようになったのはありがたい。私の場合、やや厳しく感じていたので、長めに300ミリ秒に設定してみた。ただし同じ親指シフトキーが続く場合でも押しっぱなしにはできない。(例えば「おの」と入力するつもりで、右シフトを押しっぱなしにすると、「おき」になる)。
うまくいかないところもある。

  • かな入力モードでテンキーの「.」。
  • 「ん」の右隣をBackspaceに。

かな入力モードでテンキーの「.」が入力できない問題。完全に効かないのではない。未変換の最初の文字としてなら「.」を入れられる。が、2番め以降の文字としては入らない。例えば「0.7.1」と入力しようとすると、0と7を入れたときに、それぞれいったん確定させないと「.」が入らない。「071」と入れてから「.」を打とうとしても同じ。先に確定させないと0と7と1の間に「.」が入らない。英数入力モードなら問題ないのだが。
「ん」の右隣にBackspace。もともとOASISはこうなっていたはず。NICOLA F型がそう(NICOLA 日本語入力コンソーシアム:NICOLA規格)。親指ひゅんQでもこうだった。Backspaceキーが「ん」の右隣にあるほうが、右上隅にあるよりはるかに使いやすい。ウチの場合は106キーボードなので、「:」のキーをバックスペース(後退)キーとして使いたい。だが、うまくいかない。キーバインドの「機能:バックスペース」にcolonを追加すると、確定前の文字に対してはBackspaceとして働いてくれる。(入力→取消や変換→未変換)。ところが確定した文字に対しては、Backspaceとして機能しない。キーを1回押すと、「:」が入力され、もう1回押すと「:」が消える。この繰り返し。キー・テーブルを覗いてみても、何も割り当てられていないのに。
しばらく、問題がどこにあるのか調べたり、同じような問題に行き当たっている人はいないか探してみる。