セレッソ@ヴェルディ(一部未観戦)

J1第30節 セレッソ 1-0 ヴェルディ(@調布)
途中まで見て出かけた。「こりゃあかんな」。セレッソの負けが8割、最良でも0-0だろうと予想して。結果を聞いてビックリ。どうやって点を入れたんだろ。ああ、なるほど。古橋のFK一発か。そんなんしかありえへん。
ヴェルディは下から2番目なんて順位にいるチームじゃないと思った。ボールを持てる選手が多くて、1人でチェックにいったぐらいでは簡単にかわされる。しかもコンビもちゃんと取れてて、パスも正確。つなぎも崩しもバッチリ。セレッソ守備は前から後ろまで振り回されっぱなし。セレッソがボールを取ったときは、ヴェルディの早いプレスですぐに奪い返される。要するに、ヴェルディが試合を支配していて、どう見たって、点を取るのは時間の問題のはずだった。(ヴェルディがね。主語のわかりにくい文章やな)。
のに。勝てないときはこんなもんなのか、ヴェルディセレッソGK吉田の好セーブもあったし、最終ラインが最後まで落ち着いて対処したのもあった。ヴェルディはゴール前フリーのシュートを大きく外したりもした。それでも、あれだけチャンスがあればふつう1点ぐらいは入るだろうに。落ち着いてシュートを決めるだけでよかったのに。

流れがちょっとだけ変わりそうに見えたのは、後半20分すぎ。セレッソの運動量が落ちてきて、さらにヴェルディの勢いが増すかに思えたところで、むしろおつきあいするようにヴェルディの動きが悪くなった。攻め疲れのようだ。セレッソの負け確定から、「ひょっとしたら引き分けもあるかな」と思えてきた。でもすぐに出かけてしまったから、そのあとは見ていない。古橋のFKだけニュースでうっかり見てしまって、ちょっと後悔している。
主力が5人抜けてもふだんどおりの試合をできるなんてチームはJにないけど、層の薄さは来シーズンの課題。特に黒部と宮原はきつい。補強として入って、短い時間でも毎試合のように使ってもらってるのに、あれじゃあ。黒部に点を取る以外の仕事を期待したらあかんっていうのはわかってる。だから点を取ってくれ。宮原は足を引っ張らないレベルの仕事はできていたけど、それ以上の何かをチームにもたらすまではいかない。
ま、でも、苦しい試合に何とか勝てて、しかもPKとかで審判に無理やり勝たせてもらったみたいな勝ちかたじゃなかったから、いいか。
ヴェルディには気を取り直して、ここから勝ち点を稼いで残留してもらいたい。(そんで来シーズンはACLという名の罰ゲームを受けてください。うっかりセレッソが出ることにでもなったら目も当てられないんで)。