『インヴェイジョン』

ロビン・クック『インヴェイジョン 侵略』ハヤカワ文庫NVク2-17、1997年12月15日、ISBN:4150408599
承前。ということで、ウイルスによる突然変異とか、それと戦う別の方法(遺伝的多様性ではなく、学習によるもの)とか、個体の意味(人間の、それも意志に限られるけど)を扱った小説を、ダンボール箱から引っ張り出して読み返した。
ウイルスが宇宙からやって来た/来るという考えがトンデモかどうかは知らないけど、SF的にはよくあるような気がする。フレッド・ホイルとか、見つからなかったからまだ読み直してないけど、『アンドロメダ病原体』なんかもそうじゃなかったっけ。違う?
この本でのウイルスとエイリアンの関係がいまいちわからないとか、エイリアンの生態が地球にはあわないんじゃないかとか、細かいところをツッコミ始めるときりがないからやめとく。読み物としては、まあおもしろかった。栗本薫の半魚人シリーズ(正式名称なんだけっけ?魔界水滸伝?)も思い出したけど、あれはまた読む気はしないな。