カキドオシ。

野迫川村で咲いていた。そんなところまで行かなくても、あちこちで生えているけど。

シソ科カキドオシ属。多年草
つる状の茎が伸びて、垣根をも通り越すからカキドオシ。って、ほんとうかなと疑いたくなるほどわかりやすい名前。
畑、果樹園、道端、土手などに生育する。

・茎:四角柱状。長く伸びる。
・葉:対生。長い葉柄を持つ。腎円形。縁に丸みのある鋸歯がある。
葉と茎には細かい毛があり、特有の匂いも持つ。(匂いは、ローズマリーなんかにも通ずる爽やかな芳香だと思う)。
・花:花期は4〜5月。葉腋に淡紫色の唇形花をつける。内側に紫色の斑点がある。
・別名:疳取草(カントリソウ)。子どもの<疳の虫>を治すことから。

薬草

・作用:利尿、消炎。血糖降下。
・黄疸、結石(胆道結石、腎臓結石、膀胱結石)。糖尿病。
・利用法:花期に全草を刈り取り、水洗いして陰干しし乾燥させる。1日量10〜15gを煎じて服用。
(参考:イー薬草・ドット・コムカキドオシ」)。