同級生。その2。

承前。かと思えば、「なんだかなー」って同級生もいるもので。
高校で同じ部活だった人2人から、さいきんになって急にひんぱんに電話がかかってきている。(まだ直接話したことはない)。
もう20年ぐらい会ったことも話したこともないのに、選挙もとうぶんないのに、「ひょっとして、これは<壺>ですか?」と最初は警戒していたけど、だいたいの事情がようやくわかった。
なんだかややこしくて、うっとおしいんですわ。

中学の頃はまだ学校と家が世界のほとんどだったけど、高校にもなるとその外の世界にもだんだん目が行くようになって、だから高校ってのはただでさえ印象が薄い。
しかも学区内随一の進学校らしいけど、みんな同じような連中で、中学のときほどおもしろいヤツはいなかったし。(たまにいるおもしろいヤツはみんな音信不通)。
そういう訳で、同窓会の類にもいちども行ったことがなくて、だから20年ぐらい会ったことも話したこともない人から「みんなで会いましょう」といきなり言われてもな……。

「ひょっとしたらおもしろい人がいるかもしれない」という期待もないことはないけど、つまらない集まりだったら、時間とお金を損したって気になる。
年を取って、残り時間が少なくなるにつれて、そういうことにはますますうるさくなってきたから。「オレの貴重な時間を返せ!」って。

お金だけはあるけど、ほかには何にもない人とは会いたくないですわ。
無人島にでも行って、性根(しょうね)入れなおして、人生見直してください。