和歌山弁のラップ。

古家学『Yhoo! You're! Yhoo!(ヨーユワヨー)』TAKEOFF RECORDS(リンク先のページで試聴可)。

「てとたったってよー……<ぜんぜん>は<でんでん>……<からだ>は<かだら>……行こらよ……おとろしよ……」。
こないだから話題に上ってた。聞いてみた。笑ろた。ちょっとでも和歌山弁を知ってる人ならきっと笑えるはず。曲の雰囲気もええ。

和歌山弁ネイティブちゃうけど、冨家さんでいつも聞かされてる。
<ざじずぜぞ>が<だじづでど>。これはだいたいみんな知ってる(かなぁ)。例えば……
<ざぶとん>は<だぶとん>。
「なあ、なぁ、これなに?」「これ?おでんやん」「なぁ、おでんやんなー。みんな、おぜん(お膳)って言うねんでー」とか。
<めだし>って、しかも漢字で<目出し>って書いてあったり。それ<目刺し>やし。
カレンダーには「幼稚園のバダー」って。(バザーだはず)。

ケンジさんなんか、タラバ(蟹)のことを「タバラ」言うとったし。(それ、和歌山弁ちごて、ケンジ弁なんちゃん)。
さいきんはこっちまで<かだら>のほうが言いやすいような気がしてきて、だんだん染まってしもてるやん。

思い出した。中学校の時の体育の先生の口癖が「でんでんできやん」(=全然できない)やったわ。こんなん、標準語で言われてたらぜったい(これはでったいやな)覚えてへん。
言葉がたしょう変わっててもかまへん、かまへん。通じたらええねん。言葉にはその人が育ってきた歴史とかその土地の歴史とかがぎゅーっと詰まってるんやから。
以上、だいたい大阪(やや南部)弁、かな。