「虚偽データで診療」−−患者家族ら、近畿大教授を告訴へ

以前ここで取り上げたこともある(id:shryk:20040607)近畿大学腫瘍免疫等研究所がこういうことになっています。

東京都内のクリニックで近畿大腫瘍免疫等研究所の八木田旭邦教授が実施しているがんの「新免疫療法」を受けた患者の家族や日本がん患者団体協議会は18日、都内で会見し、「虚偽の治療成績データに基づいた診療行為だ」として、同教授を詐欺罪で告訴、告発することを明らかにした。

私は同研究所のサイトしか読んでいず、詐欺罪での立証は困難ではないかと思っていました。
まだ有罪ではない(=刑法上、有罪が確定するまでは無罪と想定される)のですが、同クリニックの元勤務医も告発側にいて、学会が事情聴取に動いているというのは、かなり苦しい状況ではないでしょうか。

ちなみに他紙にも同様の記事がありますが、どこも「近畿地方の大学教授」とぼかした表現にしていました。(NIKKEI NET:社会 ニュース「元患者家族ら「がんの治療成績は虚偽」と教授告訴へ」asahi.com : 健康 : 医療・病気「独自がん治療の大学教授を事情聴取へ 日本癌治療学会」ほか)
なぜなんでしょう。

参考

さらにちなみに、「漢方薬剤師が考える自然療法・代替医療漢方薬・健康相談・病気情報」『大きな木 健康倶楽部』というサイトに「ガンが身近になったら読むページ」というものがあります。
トップページの案内によると、これは

癌の代替医療に関する情報を提供しています。
(新免疫療法の八木田先生、キノコ博士の池川先生公認サイトです)

だそうで、確かここには八木田教授による記事があったはず。
今はありません。

*1:本題と全然関係ないけど、なんでこのサイトのポートは8080なんだろ?