ヨウシュヤマゴボウ
近所の造成地に生えている。
造成したのはたしか今年の春頃だったと思う。
以来 生える草が一変した。
これは、あっという間に2メートルぐらいの高さに育って、ビックリさせられた草。
北向きの斜面で、けっして日当たりの良くないところなのに。
(同じところに、イシミカワかママコノシリヌグイのような草も生えている。が、見分けが付かない。秋の花期を待とう)。
ヨウシュヤマゴボウ(洋種山牛蒡)
ヤマゴボウ科ヤマゴボウ属
別名:アメリカヤマゴボウ、インクベリー(ink berry)
北米原産で明治初期に渡来。
高さ:2メートルにもなる。
茎:赤みを帯びる。
葉:長楕円形。
花期:6〜9月。
果実:黒紫色の液果(アメリカンチェリーの色に似ていると思う)。
有毒。
<ヤマゴボウ>として市販されているのは、モリアザミの根。
間違ってヤマゴボウやヨウシュヤマゴボウの根を食べると、下痢・嘔吐などの中毒症状が出るそうだ。
実にも毒はあるが少ないらしい。
(参考)
- 『植物生態研究室(波田研)のホームページ』「植物雑学事典 ヨウシュヤマゴボウ」
- 『写真で見る家畜の有毒植物と中毒』「ヨウシュヤマゴボウ」(有毒成分について詳しい)。
- 『さんぽーる』「晒すな日記 洋種山牛蒡日記」(定点観察。成長の早さが実感できる)。