Lindows消滅へ。

Lindows」が消滅へ--マイクロソフト、2000万ドルでリンドウズと和解(CNET Japan

Lindowsには注目していた。
名前はともかく、デスクトップ分野でLinuxを普及させるチャレンジとして。
使ったことはない。(ていうか、そんなスペックのパソ持ってない)。
Lindowsって名前、無くなるのか。
残念。
無くなることもだけど、負け方が気に入らなくて。(「負け」だよね)。

Microsoftの作戦勝ちなんだろう。
複数の訴訟を戦略的に進めて、欲しいものを安く(彼らにとっては)手に入れる。
そもそもこんな作戦、莫大なカネがなければ不可能なものだけど。
今回のMicrosoftの裁判戦略はこんなところだろう。以下推測。

  • 6カ国(アメリカ、オランダ、ベルギー、ルクセンブルクスウェーデン、フランス)で訴訟を起こす。(なぜこの6カ国だったのかは分からない。ベネルクス3国はコストを減らすこめか)。
    • 全部に勝つ必要はない。全敗しなければ良い。(訴訟費用だけでもLindowsには大きな負担)。
    • 1つでも勝てれば、名称変更を強いられたLindow社は経営資源の分散を避けられない。*1
  • Lindows社に風向きが悪くなったところで和解。そこそこの和解金でLindowsの商標を買い取る。ウマー

巨大企業としては当たり前のやり方なんだろうけど、なんともいや〜んな感じ。
一事不再理」なんて言葉が(おおかた20年ぶりに)どこからともなく聞こえてきた。(ありゃ刑事だけか。民事はなんだ?既判力か?)。
同時多発的に複数の国で提訴される場合は、関係無いのか。無いんだろうな。国によって法律が違うんだし。
でも実質的には同じような影響があるやん。
そこんとこほったらかしでいいのか。
EUはどうするんだ?

で、唯一残った日本ではライブドアLindowsを販売しているけど、これからどうなるんだろう。
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