スズメバチ。

昨日の午後の途中から砂を土嚢に詰める作業をしていた場所。近くにスズメバチの巣があったらしい。
誰かが捨てていったビールの缶が倒れて、残っていた中身がこぼれたところに飛んできている。ついでにというか、近くで集団で作業している人間たちを偵察しているらしい。上空を飛び回っては、ときどきブーンという音をさせながら近くまでやってくる。
しゃがんでいた相棒の肩に止まったのは、スコップで払ったら地面に落ちて、近くにいたおじさんが殺してしまった。南無〜。
5センチぐらいある、えらく大きいやつで全体に黄色っぽかったから、オオスズメバチだったのかも。このあたりではなにか別の名前で呼んでいるらしい。オオニッコウだったっけ、メモしなかったら忘れてしまった。
スズメバチに刺されたことがある人もいた。「たくさん刺されたけど別に平気だった」という人もいれば、「それまで平気だったのに、あるとき刺されたら、すぐに体も動かせず声も出なくなって、気を失った(まわりの人が気付いて病院に運んで手当てを受けさせ助かった)」という人もいる。後者は、スズメバチの毒のせいというより、それをきっかけに起こった急性アレルギー反応(アナフィラキシー)のせいだな。だから山歩きのときには抗ヒスタミン剤の錠剤を持っているといいのか。間に合うのかどうかはわからないけど。エピペンというのがベストか。それでもひとりだったら危ないかも。
虫よけスプレーがスズメバチに対して役に立たないのは知らなかった。(「スズメバチに関する7つの誤解」)。
どういう色の服を着たらいいのかは、いろんな人がいろんなことを言っていたので、わからなくなってしまった。黒があかんのか。
毒液が目に入っても危ないなんて知らなかった。(Wikipedia)。覚えとこ。
ところでスズメバチの幼虫(ハチノコ)はおいしいらしい。食べたことのある人は口を揃えておいしいって言う。ぜひいちど食べてみたいものだ。
スズメバチに刺されて年に数十の人が死んでいる。だから危険だ、気を付けろってことらしいけど、そのスズメバチを食ってしまう人間のほうがもっと恐ろしい生き物じゃあるまいか。危ないって言えば、年に1万人が死ぬ交通事故のほうがもっと危ないんだし。