野迫川村沢わさびを守る会。

8月はミョウガの収穫に忙しくて一回抜けてしまった。だからやる気マンマン。今日の作業は休耕田を復活させる準備。
でも今回は参加者が少なくて、汚れた土を取り除くだけ。それすら全部はできなかった。新しい砂を入れるのはまだ次回に持ち越し。
汚れた土といっても、普通の畑だったら「いい肥やしになるね」って歓迎されるような落ち葉の腐ったのが、ワサビにとっては我慢ならない悪環境だったりするわけで、ワサビ田を復活させるためにはそういう腐葉土を取り除かなければいけないのな。植物によって望ましい土というものが全然違うことを実感。
落ち葉の腐ったの以外にも、粘土みたいなのがたまっていたり、雑草が生えていたりとそういうのもそっくり除くべし。
ワサビに関してはド素人の私も、草引きならお手の物。せっせと根気良く雑草の根を引き抜いた。最上段はまあまあ納得のいく成果が得られたけど、場所を移してもっと下の段では、腐葉土と粘土と雑草の根がからみあった層ができていて、まるごと除去しないとどうにもならなさそう。
昼休みには野迫川そうめんをごちそうになる。川の水を金盥に入れて、そこにゆでたそうめんをあけて。氷をぶちこんで。うまい!しいたけの甘辛く炊いたのもつけてくれて、これがまたちょうどいい味加減。お腹が冷たくなるほど食べてしまった。
どこの犬かはわからない犬が最初からずっといて、終わりのあいさつで集合すると人の輪に入ってくるし、解散ってなったとたんに下に走っていったのがおかしかった。ちゃーんとわかってるんだな。賢い。
現場から村役場まで送ってもらった車中で、大塔から来た若い人といっしょになり、いろいろ話を聞かせてもらう。林業はシカの被害がずいぶん大きいのな。ワサビ田もシカよけのネットを張らないといけないぐらいだし、シカもイノシシも増えすぎ。どうすれば減らせるかの話で、鉄砲を撃てない私は吹き矢でと言ったら、吹き矢の人にされてしまった。吹き矢、研究と練習しとかんと。
で、帰ってきたら、村役場の向かいの斜面、駐在所か交番かの上にカモシカが降りてきて、ゆうゆうと草を食べていた。生カモシカ初観察。うー、あいつを仕留めてやりたい。それはあかんか。まあ、まずシカやな。