Gentoo/PPC、インストールCDの起動。

PMac 4400に入っていたGentoo。アップデートしようとして失敗したのは前に書いたとおり。(2/14/p1)。そこでこんどはクリーン・インストールに再挑戦。しかしさっそく問題が。
まずインストールCDからブートできない。これも前に書いたとおり(2/09/p3)だが、Gentoo Bugzillaで解決法を見つけた。(Bug 71627 - Oldworld Mac PPC BootX config needs to match Yaboot config to boot
それによると、2004.3のLiveCDでは、BootXの"More kernel arguments"に"rw root=/dev/ram0 init=/linuxrc looptype=squashfs cdroot"と書いて起動時にカーネルに渡してやる必要があるらしい。特に"looptype=squashfs"が肝。これがないと他のパーティションLinuxを探しに行ってしまう。これでやっとinstall-ppc-minimal.2004.3.isoを焼いたCDからの起動に成功。
ただしBootXの"No video driver"にチェックを入れてしまうと、画面にペンギンが現れたあと、本来なら起動中のメッセージが流れていくはずのところで、何も出てこなくなる。CDは回っているようなので、起動プロセスは動いているのかもしれないが。

またLiveCDでもinstall-ppc-universal.2004.3.isoのほうは起動に失敗する。
"filling filesystem..."のあと
"cp: Write Error (hoge)" (大量に流れるのでhogeの部分は読み取れない)
"cp: cannot create directory (hogehoge) " (同上)
ってメッセージがたくさん出て、
"cant create lock file /etc/mtab~(数字): No space left on device (use -n flag to overrid)"ってメッセージがまたいくつも出る。で、
"Some local filesystem failed to mount"
"For Gentoo Linux to function properly, "/var/lib/init.d" need to exist.
Plase mount your root partition read/write, and execute:
#mkdir -p /var/lib/init.d"
と表示されて、最後は
"Give root password for maintenance
(or type Control-D for normal startup):"
で終了。ここのルート・パスワードがわからないし、Control-Dで出ると即再起動になってしまう。
これはメモリが足らないせいかもしれない。(64MB必要とされているのに、48しかないから)。

それにしても最初のハードルが高いわ。

ここまでのまとめ:
・BootXの"More kernel arguments"は"rw root=/dev/ram0 init=/linuxrc looptype=squashfs cdroot"。
・BootXの"No video driver"はチェックを入れない。
・ほかはインストール・マニュアルのとおり。
・これでinstall-ppc-minimal.2004.3.isoを焼いたCDからブートできる。