平山郁夫展。

日本の美を描く―平山郁夫展(なんば高島屋)を見てきた。(タダ券です)。
日本各地の風景を描いた素描が中心。
絵葉書にするといいだろうなとは思ったけど、それ以外とくに感想がない。
ミスもあると思う。
「日本人は、年をとると、自然の中に溶け込むように自分を無化したくなる」とか、そんなことも関係ないんだろうな。

青で有名だともちらっと聞いたけど、青い絵はピンと来なかった。
好きになったのは、英題が"Swimming fishes"だっけ、魚が泳いでいるの。あれぐらいだった。
たぶん青の好みが合わないんだろう。
大作の『月華厳島』も、そういや高校の美術の時間に、青と黄色で絵を描いたことがあったなぁと思い出しただけ。(あの青はなんだったっけ。高かったな)。
むしろ茶系統の『斑鳩曼荼羅』や『勝間田池残照』の方が、技巧的にもおもしろく、好きになった。
風景画でない初期の日本画は、じーっと見ていたくなりそう。

ところで、日本画の約束事をよく知らないんだけど、水平線を傾けるのには何か意味があるんだろうか。