ガマ
富貴のミョウガ畑の下、休耕田の真ん中に生えている。
ガマかコガマか分からない。
ヒメガマではなさそう。
ガマ
・ガマ科ガマ属。
・多年草。
・沼や池、川岸、休耕田などに生える。
・茎:高さは2mにもなる。
・葉:線形。長さ1〜2m。基部は鞘状で茎を抱く。柔らかく、しなやか。
・花:花期は6〜8月。
花茎の上部に雄花群を、その下部に接して雌花群を形成する。雄花から大量の花粉を飛散する。この花粉を集めて乾燥させたものを漢方で蒲黄と言い、利尿や止血に用いる。
花穂は緑から赤褐色に変わる。太く赤褐色になった雌花穂は、まるでフランクフルト・ソーセージのような外見になる。
雌花穂は結実するとボロボロと壊れ、綿のように飛散する。
皮をはがれた因幡の白兎がくるんでもらったガマの穂綿とはこれのこと。
また火を起こす時の火口や燈心などにも用いられた。
かつては葉や茎を加工して、かごやすだれ、敷物を作った。
全草を香蒲と言い、利尿剤として用いる。
- 岡山理科大学総合情報学部生物地球システム学科植物生態研究室(波田研)
- 「植物雑学事典 ガマ」
- 「植物雑学事典 ガマの解剖会」:葉・茎・地下茎の構造がよく分かる。
- 「植物雑学事典 コガマ」
- イー薬草・ドット・コム