AptivaにLinux(その1)

両親の事務所でネット接続専用に使っているIBMのAptiva(2134-J3A)。そのうち他のマシンをネットにつなげるようにしたいということで、このマシンを他の用途に使えないか考えている。
Linuxを入れてファイアウォール兼ルータにするのがいちばん無理がないかな。
ただオンボードサウンドカード兼モデムのMwaveと言うヤツが難物らしい。

この種のモデムは DSP (Digital Signal Processor) を使っています。モデムを使う直前に、ハードディスクから DSP のメモリへプログラムをダウンロードするよう、DSP は作られています。不運にも、DOS あるいは Windows のプログラムでそのダウンロードを行うなら、Linux では動作しません。通常、 Linux で動作するモデムも DSP を持っていますが(パッケージに書いてあるかもしれません)、動作プログラムはモデム中に格納されています。これは本節でいう意味の「DSP モデム」ではなく、Linux でも正常に動作するはずです。 DSP モデムの一例に IBM Aptiva の MWAVE があります。

DSP モデムがシリアルポートをシミュレートするなら、Linux でシリアルポートを経由しモデムと通信できます。同じ PC 上に DOS あるいは Windows が入っているなら、モデムを使えるかもしれません : まず (Windows 用ドライバを使わずに DOS を使って)、DOS でドライバをインストールします。DOSWindows を起動し(モデムが初期化されることを確かめ)、電源を切らずに Linux を起動します。DOS から Linux へ移行する方法のひとつは、 loadlin.exe を使用することです (Config-HOWTO をご覧ください)。もうひとつの方法は CTRL-ALT-DEL を押すだけです。モデムは DOS で使用したものと同じ COM ポート(同じ IO アドレス)を記憶しています。

つまりMwaveを使うなら、DOSでPCを立ち上げてから、loadlin.exeでLinuxを起動しないといけないのか。1枚のFDでLinuxマシンとして使うことも考えているので、この方法はどうも好い感じがしない。
Mwaveは取り外しだな。