ベルギー・ビール

昨夜は沢之町のnippoでベルギー・ビールを飲んだのだった。
ウェブでちょっと調べてみたら、ベルギー・ビールは何百種類ってあるそうな。
昨夜飲んだのは、デュベル、フーハルデン、フリムベルヘン・オプティモ・ブルノ、シメ。(表記は現地音に近付けたつもり。間違ってたら教えてください)。
たまたま全部違うタイプだった。

Duvel(デュベル)
タイプ:ゴールデン・エール(金色の上面発酵ビール
豊かな泡立ち。グラスにつがれて運ばれてきた時はビックリした。1口飲んだらシェービング・クリームを付けたみたいになるほどの量の泡。
アルコール度数は高め(8.5%)だけど、味が柔らかいので、そう感じられない。
「最も悪魔的」だそうで、優しい悪魔かな。

Hoegaarden Wit Bier/Biere Blanche(フーハールデン 白)(ヒューガルデンと呼ぶのが日本では一般的らしい)
タイプ:白ビール(小麦も使った上面発酵ビール
薄い黄色で白く濁っている。
独特の甘酸っぱい香り。(何かの香水に似ている。何と似ているかは名指しできないけど)。
味はさっぱり爽やか。
アルコール度数は低め(5%)。

Grimbergen Optimo Bruno(フリムベルヘン・オプティモ・ブルノ)
タイプ:修道院ビール(修道院の名前がついていて、世俗の醸造所で作られている)
濃い褐色。
非常に豊かな香りと味わい。
こく、甘味、酸味、苦味どれも強い。
アルコール度数は高い(10%)。
いちばん気に入った。いっしょに食べた料理との相性もたぶんある。

Chimay(シメ)(種類不明)
タイプ:トラピスト・ビール(トラピスト派の修道院で作られる)
褐色。
しっかりした味。ちょっとスパイシーだったかもしれない。(この辺になるとかなりいい加減になってる)。
(以上のタイプ分けは『すばらしきベルギービールの世界』に倣った)。

ビールと言えば鯨飲馬食の酒というイメージがあるが、ベルギー・ビールはちょっと違った。
アルコール度数の高いのをがぶ飲みしてたら、あっという間に泥酔してしまう。
かなりお腹もふくれるし。
ワインみたいに、ゆっくり味わいながら飲むのが正解だろう。(まぁ、でも、現地で飲むのとはかなり味が違うだろう)。

感心したのは、専用のグラスがあること。
それぞれ形が違っていて、そのビールにいちばん合うグラスで飲んでくれということなんだろう。

ついでに言うと、私は上面発酵のビールが好きかもしれない。
日本でもむかしアサヒからZ(ゼット)という上面発酵のビールが一時期出ていたことがあった。(スーパー・ドライの大ヒットのおかげで消えてしまったけど)。
あれはけっこううまかった。
少なくともスーパー・ドライよりはマシだったという記憶がある。