セレッソvs柏(観てない)

しくじった。
EUROにうつつを抜かしている間に、セレッソの方じゃ、こんな運動があったんだね。
長居スタジアムSB席住人による監督解任運動のお知らせ」
http://www.freedomtrain.net/lindenbaum/no_pobor.html
完全に遅れてしまった。

昨日は仕事で行けなかった。様子は家族から聞いた。
かえすがえすも、その場にいなかったことが残念。

監督紹介時のブーイング。
柏の5点目の時の拍手。(4点目を入れられた時、SBで真っ先に拍手したのはウチの父=瞬間湯沸し器。早いって)。
セレモニーでの監督挨拶をかき消すブーイング。
何て言うか、初めてスタンドが『いちがんに』なれたみたい。
単なる<お客さん>から、<サポーター>に変身した日だったんじゃないかな。

今までホームでセレモニーのある試合は、必ず負けてた記憶がある。(確かではない)。
「こんな大事な試合に負けやがって。負けたくせにヘラヘラしやがって」と選手に怒りつつ、なまあたたかくセレモニーを見守るスタンドにも腹を立てたこともあった。
昨日は違った(みたい。直接見てないから。ほんとにそこに居たかった)。

ブーイングが楽しいか?いちばん楽しいか?
そんなわけないよね。
ブーイングするより、好プレーに拍手したい。得点に喜びたい。勝利に酔いたい。
ほとんどの人間はそう思ってるはず。
昨日だって、大部分は、できればブーイングなんかしたくなかったと思う。
ただ最下位に落ちたから、大敗したから、起こったブーイングなんかじゃない。

昨日、ブーイングをした人たちは、ただ騒ぎたい、だれかを非難したい、そういう人たちじゃない。
今までずっと我慢してきた人たちだ。
からしたら、歯がゆくなるほどじっと我慢してきた人たちだ。
セレッソのことが好きで、ずっと応援してきて、これからも応援していきたいと思っている人たちだ。
あのブーイングは、そういう人たちが、チームが目の前で崩壊していくのを、これ以上黙って見ていることができなくてなって上げた声だ。
あのブーイングは、選手たちに向けられたものではなく、間違いなく、選手たちをこういう状況に追い込んでいる元凶、監督や強化スタッフに向けられたものだ。
その声に運営サイドが耳を貸さないのなら、セレッソが一人前のクラブになるチャンスは、もうない。

今までほとんど声を上げなかった(特に厳しい声を上げなかった)SB席の人たちに、意思表示のきっかけを作ったという意味で、監督解任運動はすばらしい効果があったと思う。
私はその場にいなかった、今じゃサポーターとも自称できない、一ヘタレだけど、一言言いたい。
ありがとう。