セレッソvs横浜マリノス

生観戦。
この試合の前に、ネルソン吉村さんの追悼試合として、ヤンマーOB vs 尼崎シニアがあった。
スタジアムに入るのが少し遅れてしまい、黙祷に参加できず。自分の心の中だけで黙祷しておく。
参加メンバーを電光掲示板に表示してほしかったな。
副島さんが(周りに比べれば)軽快な動きを見せる。今フリーなのか。どうかね、ひとつ。つなぎだけでも。

で、本番。
今日の試合は長かった。なかなか時間が経たなくて、90分がひどく長いものに感じられた。

マリノスにはスキがなかった。
控え組中心のメンバーで、連携はぎこちなく、個々のミスも多い。
しかも本気を出したのは全部で30分ぐらいしかなかったんじゃないか。
それでも締めるところはきっちり締めて、セレッソにチャンスを与えてくれない。
守りが堅く、アウトサイドもセンターも抑えこまれた。
余力を残して、勝ち点3をお持ち帰りになったマリノス
ほぼベストメンバーで臨んで手も足も出なかったセレッソ
巡航速度の違いと言うか、ベースの差をまざまざと見せ付けられた。

セレッソは70分ぐらいでパタッと勢いが止まった。
あれはなんだったんだろう。
それまではうまくいかないなりに、懸命に攻めたり守ったりしていた。
ところが、スタンドからは特に何かが起こったようにも見えなかったのに、「参りました」って声が聞こえてきそうなぐらい、突然元気がなくなった。
蒸し暑さにやられてスタミナ切れを起こしただけなら、まだ良いんだけど。
スタジアム入りするバスを見かけた時に、選手たちの目に力が無いように感じてしまったこともあって心配。

今日のCBは千葉、ラデリッチ、上村。
ラデリッチがスイーパー役。向いてない。走らされると、武術の言葉で言う<居付く>状態になってしまうので、簡単に逆をとられる。
こんなことをしている内に、千葉がラインコントロールのしかたを忘れてしまわないかな。
まわりがついて来ないもんだから、ディフェンスの統率役を期待されていた選手が何もできなくなっていくのは過去何度も見てきた。
千葉も同じようにしてしまうのはもったいない。

今の監督はどうしても中盤の底に1人しか置きたくないようだけど、2枚置くのはダメなのか。
ボランチを2枚置いて、アウトサイドの選手が攻め上がった時は後ろのスペースをボランチがカバーすることにしておけば、アウトサイドの選手がもっと思い切って攻めに行けそうなもんけど。
右に徳重、左に佐藤悠介と、せっかく攻撃的な選手をアウトサイドに入れているのに、守備に追われて良いところが出せていない。(今日は向こうが実質5バックだったせいもある)。
もうちょっと高い位置でボールを受けて、深いところまでえぐる。それができたらチャンスが増えそうなのに。
ちょっと複雑なことになると作れないのかなぁ。

濱田は活きず。
あれなら、(大久保へのイエローカード以降)1人で燃えさかっていた布部を残しておいた方が面白かったかも。退場になるだけだったかもしれないけど。