キノコの植菌教室

N田ご夫妻とK岡といっしょに野迫川村*1でキノコの植菌教室に参加。
去年に続いて2回目の参加。(去年の様子)。

教えてもらったことをメモ。

  • キノコの植菌に最適な期間は、「梅の花が咲く頃から桜の花が散る頃まで」。大阪よりずっと涼しい野迫川村は植菌の最終期になっていた。
  • 今回植菌をしたのは、ヒラタケ、ナメコ、ヤマブシタケ、マイタケ、クリタケの5種類。生育に適当な条件がそれぞれ違い、植菌のしかたも違う。

ヒラタケ(純白種)

短木を使った原木栽培。
やらせてもらったプロセスは、種菌の準備から仮伏せまで。

  • 混合種菌の準備:種菌:米ぬか:おが屑:水を3:5:7:10(ちょっとあやふや)でよく混ぜる。水は、握って軽く水分が滴る程度の量。
  • 平塗り:できた混合種菌を、2つに切った原木の片面に、周縁部で1cm程度、中心部は薄めに、縁ぎりぎりまでのせ、もう1つの原木を切断面を合わせてのせる。
  • 仮伏せ:場所は会場の端。日陰になる(のかな)場所。乾燥と高温を避けるために、なんたらシート(すみません。おぼえてません)というのをかぶせ、その上から杉の枝をかぶせた。杉は雑菌を避ける意味もあるそうだ。

ナメコ

原木栽培。
やらせてもらったプロセスは穴あけと種駒うち。

  • 種菌は加川椎茸株式会社のもの(だったと思う。あやふや)。
  • ほだ木として使ったのは、サクラ、ヤマナラシ、ヒノキ。ヒノキもナメコの栽培に適しているということ*2で、野迫川村では今回初めて使うそうだ。さてどうなるか。
  • 種駒の打ち込みが浅いと、乾燥してキノコが生えてこない。木の表面と種駒の頭が同じ高さになるようしっかり打ち込む。
  • 開けた穴の全部に種駒を打ち込む。打ち忘れた穴があるとそこから雑菌が入ることがある。見落としがないように。

ヤマブシタケ、マイタケ

菌が木を腐食する力が弱いから、雑菌が混ざらないようにいろいろ注意が必要。
と言っても、病院の無菌室ほどうるさくはない。
いやこれぐらいの無菌室もあるかも。(あったら怖い)。
やったのは、種植えのみ。

クリタケ

会場上方の<こならの森>に入る。
切り株にドリルで穴を開け、種駒を植える。
ナラ類の木。(たぶん。また覚えてません。教えてくれた人ごめんなさい)。
道々ワラビを採ったり、細いタケノコを採ったり。
このタケノコの名前も忘れてしまった。
ネマガリタケは地理的に違いそうだ。(花いっぱい.com「食べられる植物【里山】ネマガリタケ」)。
スズタケか。(花いっぱい.com「食べられる植物【里山】スズタケ」)。
シノダケかな。
株になって生えてるササの周りにあったんだけど。
皮を剥いてそのまま食べたら、やわらかくて、みずみずしいのにまったりした感じもあっておいしかった。