ミツコ

Sと子に贈ったミツコ(ゲラン)は、猫にも好評なようだ。
興味津々で匂いを嗅ぎに来て、舌をペロリ。
瓶にスリスリしたそうだ。
嫌いな匂いにはそんなことをしないだろうから、好きな匂いだと解釈して良いのではなかろうか。
そう言えば、猫が鼻を埋めるようにして花の匂いを嗅いでいる姿は時々見かける。
あれは「ああ、いい匂いだなあ」なんて感じてるのだろうか。

犬や猫のように人間よりはるかに鋭敏な嗅覚を持っている動物といっしょに暮らしている人は、香水を選ぶ時にも気を付けないといけないな。
人間はよい匂いと感じていても、犬や猫にはたえがたい悪臭ということもありうるから。
慎重を期すなら、まず見本をもらって帰って、動物たちのお墨付きを頂いてから、本式に購入するという手順を踏むべきだ。
鼻族の大先生に対する敬意を表し、お互いに気持ちよく、楽しくいっしょに生活するために守りたいマナーと言えましょうな。

ミツコ
1919年発売。
ジャック・ゲラン作。
香調:シプレー、スパイシー、フルーティー
トップノート:ベルガモット
ミドルノート:ローズ、ジャスミン、ピーチ。
ラストノート:オークモス、スパイス類、ウッド。
イメージ:バランスのとれた、神秘的、豪華な
香りの変化:フローラルとピーチをベースにしたフルーティーノートが、スパイスとウッドのアクセントと共に、魅惑的なシプレーへと溶けていく絶妙のバランス。控えめで、それでいて凛とした、気品に満ちた神秘的な香りです。
以上ゲラン公式サイトより。